比較研究1『梵網経』の伝える六十二見中第五見から第八見までの我と世界に関する一分常住一分無常論者について、『ブリハッド・アーラニヤカ・ウパニシャッド』1.4に説かれる「アートマンの世界創造が典拠たり得るのではなかという観点から両文献の比較検討。第五見から第七見の三見の相違は心三昧の深浅の差に基づき、ウパニシャッドの世界の起源に関する知として『梵網経』に伝えられたことを解明。