個人住宅の庭が都市において緑を確保する空間として機能するためには、自主的な緑化が求められることより、本論では住民の庭に対する多様なイメージから、効用や問題点を把握した。住民の自由記述による回答をもとにテキストマイニングを行い、多様なイメージからキーワードを抽出し、庭の緑にかかわる考えを明らかにした。結果、庭は緑の存在する場として認識されており、癒し等の精神的な効果が得られていることが示された。一方で、緑の手入れに対する負担感があり、特に高齢者は、緑を望みつつも緑の手入れ等にかかわる負担の面から緑を低減せ