講演・口頭発表等

基本情報

氏名 大西 磨希子
氏名(カナ) オオニシ マキコ
氏名(英語) ONISHI Makiko

タイトル

唐代敦煌壁画の分期論

講演者

大西磨希子

会議名

東洋文庫創立100周年記念 第11回総合アジア圏域研究国際シンポジウム「敦煌・吐魯番研究の最前線:その伝統と革新」

開催年月日

2024/03/02

招待の有無

有り

記述言語

日本語

会議区分

国際会議

会議種別

口頭発表(一般)

主催者

東洋文庫

開催地

東洋文庫

ID:NAID(CiNiiのID)

 

概要

これまで敦煌莫高窟の唐代壁画の時代区分は、吐蕃による占領(786年)を境に前後二期に大別してきた。さらに文学史の四変説を適用して改変した初唐・盛唐・中唐・晩唐の時代区分が現在まで用いられている。そのうち初唐は武周期までとし、それ以降を盛唐としている。しかしながら、莫高窟の壁画は、いわゆる盛唐とされてきた時期に大きく変化しており、一方で、初唐と盛唐の境は曖昧である。そこで本発表では、西方浄土変とそれに付属する十六観図、および弥勒変相図の変遷を具体的事例として取り上げ、敦煌唐代壁画の分水嶺は、これまで盛唐とされてきた期間の中にあるとの試論を提示する。

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