拙著『唐代仏教美術論攷』第二部「綴織當麻曼荼羅にみる唐と日本」第一章「綴織當麻曼荼羅と唐王朝―敦煌発現の宮廷写経と諸州官寺制―」の中文訳。綴織當麻曼荼羅が日本製ではなく唐朝の制作とみられることを確認したうえで、制作を担ったとみられる宮廷の錦織工房とは宮廷に供奉する官府工房としての少府監であった可能性が高いことを指摘した。