本書は、「シリーズ日蓮」全5巻の一巻であり、近現代世界における日蓮仏教の動向を考察した論文集である。「総論」「近代との出会い」「戦時下の受難と対応」「在家教団の勃興と法華仏教の再歴史化」「現代の海外布教」の5部構成からなる。私は、「日蓮主義から仏教社会主義へ――妹尾義郎の思想と運動」(pp.196-211)を分担執筆した。 責任編集は西山茂、執筆者は大西克明、寺田喜朗、ランジャナ・ムコパディヤーヤ他、計17名。