本書は、行為者の意味構成という観点に着目して編集された社会学の入門書である。文化の秩序、社会秩序、誕生と育児、社会化、子ども期と青年期、職業と社会階層、恋愛と結婚、近代家族と現代家族、性別役割分業、大衆長寿社会、国民国家、学校化社会、スピリチュアリティ、死の社会性等の社会学の基本的なテーマが解説されている。 私は、第2章「社会秩序と<制度>の機制」を分担執筆(pp. 32−46)。編者は張江洋直・井出裕久・佐野正彦、執筆者は小谷敏、中村文哉、角田幹夫他、14名。