本書は、2003年1月に(財)国際宗教研究所の主催で行われた同名のシンポジウムをもとに、新たに書き下ろされた論文、資料やデータを加えて編集された著書であり、現代日本の追悼施設問題が論じられている。 私は、「靖国神社と千鳥ヶ淵戦没者墓苑の歴史―戦没者の位置づけをめぐって」を分担執筆(pp.130-152)。本書の実質的な編集作業も担当した。井上順孝・島薗進が監修し、執筆者は中村生雄、今井昭彦、粟津賢太他、16名。