本書は、「スピリチュアリティ」をキーワードとし、日本をはじめとする先進諸国での宗教状況の変化を把捉し、新しい宗教研究の地平を切り拓くことを目的とした論文集である。現代日本のスピリチュアリティ研究の成果を反映した内容になっている。 私は「スピリチュアリティ研究の最前線―二十世紀の宗教研究から二十一世紀の新しい宗教研究へ」を分担執筆(pp. 3-19)。編者は伊藤雅之・樫尾直樹・弓山達也、執筆者は芳賀学、櫻井義秀、稲場圭信他、10人。