本書は、國學院大學研究開発推進センターの主催により開催された2006年10月の研究会と、2007年2月のシンポジウムの記録をまとめたものである。近現代日本における戦死者の慰霊・追悼・顕彰をめぐる諸制度や担い手の言説の歴史的変遷をめぐる諸論考が収録されている。 私は、シンポジウムの際のコメント「『慰霊と顕彰の間』はどのように問われたのか?」を寄せた(pp.131-148)。編者は國學院大學研究開発推進センターで、執筆者はシンポジウム、研究会参加者の8名。