本報告は、「現代世界の宗教性/霊性」研究と現代宗教研究の展望を切り開くために開催されたワークショップで、5本の報告の第一報告として発表されたものである。 20世紀日本の宗教研究の学史を再検討した上で、現代宗教の社会形態を考える際、宗教の個人化がメルクマールとなり、これまでの宗教研究では不十分だった行為者に着目したアプローチが重要であることを提起した。