本シンポジウムは、近現代日本における戦死者の慰霊・追悼・顕彰をめぐる諸制度や担い手の言説の歴史的変遷を検討することを目的としたものである。 私は、3人の発題者の報告に対するコメンテーターを務め、①概念、言説の問題、②対象の問題、③装置、メディア、場の問題、④行為、儀礼、実践の問題、⑤「慰霊」「顕彰」の公共性と宗教性の問題という各論点についてコメントした。