本セミナーは、韓国の東国大学校で開催され、中国・韓国・日本の仏教研究者4名が「人文学と仏教研究」の関係について議論することを目的としたものである。 私は、近代日本仏教史研究に関する先行研究を整理し、従来のアプローチを紹介した後、今後、近代日本仏教史研究は、アジアの近代仏教研究と、国内の他の人文科学・社会科学との交流を深め、方法論的越境を通じて、多元的方法論(multiple methodology)というべき方法論を進展させていくべきことを指摘した。