本論では、現代日本のスピリチュアリティの語られ方を分析するため、スピリチュアルな社会運動組織にコミットしている一市民のナラティヴに注目し、社会運動論とナラティヴ・アプローチの成果を用いて分析した。 インフォーマントへのインタビュー調査を踏まえ、そのナラティヴを分析した結果、インフォーマントの語るスピリチュアリティは、組織の活動と他のメンバーたちとの交流の中で形成され、明確化されたことを明らかにした。