調理を細分化すると、評価項目が膨大な数になり、全体的・実用的な評価が困難 である。これらより調理を4項目に大別し、実用性として見通しやすい円滑な流 れに対する配慮・判断力等を含めた調理実用性評価表を試作した。さらに、この 評価表を用いて、調理訓練中の対象者の評価を行なった。結果、以下の特徴が明 確となった。①評価結果が点数化されるので、既存の評価表では評価しにくい実 用度のレベル評価が可能であった。②大項目ごとに実用性の判定を行なうため、 初回評価では問題点、退院時評価では家虚での役割が明確にしやすい。③