車椅子坐位での姿勢保持に対するアプローチを2症例に行なった。症例1:7 才、女、脳性麻痺、MR。低緊張、軽度痙性、アテトーゼ、主な移動手段はバニ ーホッピング。この状況から、本人の姿勢保持能力を生かしながら、不足して いる部分を補うことを目的とした。日常主に使用する車椅子を使用し、座位を 改善させた。結果、骨盤中間位、体幹進展、頸部の不適切な回旋の減少、上肢 操作時の体幹円背と動揺が減少した。症例2:7才、男、外傷性水頭症、MR 。未定頚、頚部体幹低緊張、四肢筋群硬直。上肢中等度可動域制限、可動域に 抵抗