高次脳機能障害患者は自身の障害への気 づきに乏しいと言われている。本症例も調理やバス利 用の計画などIADL上で遂行機能障害の影響を認め ていたが、障害に対する気づきは乏しかった。そこで、 屋外活動という本症例にとって“意味のある作業”を 通して障害への気づきを促した。その結果、発言や行 動に変化が得られたた