【目的】認知症患者を介護する家族の介護負担感の特徴を明らかにし、介護負担感と要因の関連性を検討する研究結果から作業療法士による介護者支援に対する役割特性を考察する. 【対象と方法】対象は介護老人保健施設の通所リハビリを利用する認知症患者の主介護者180名.方法は質問紙による集合調査及び訪問調査とした.ストレス認知理論を介護場面に適応させた家族介護のモデルを設定し以下の項目に対して回答を求めた. 1一次ストレッサー:認知症の程度,介護期間,BPSD.2二次ストレッサー:介護負担の程度3ストレス反応:バーンア