心原性脳梗塞により重度右片麻痺を呈した症例を担当した。発症後より経鼻栄養を実施していたが、抗凝固剤の服用中であったため再発リスクは高く、家族の経口摂取への強い希望から救急病院での胃瘻増設を実施することが出来なかった。経鼻栄養では慢性的な低栄養状態となっており、全身状態は不安定、基本動作・ADLは全介助であった。そこで、発症3か月後栄養状態の改善を目的に胃瘻増設となった。安定した栄養確保が可能となりリハビリ実施時間は拡大した。基本動作の介助量の軽減を目的に寝返りから起き上がりまでの一連の動作を練習する中で高