両側頭案内側、右視床梗塞により、高度の視野狭窄、視覚失認、記憶障害、注意障害、病識低下と様々な高次脳機能障害を呈した独居生活の症例を担当した。発症前は活動的であった症例の「一人で外出したい」という思いに応えるため、リハビリテーションでは早期の家屋調査を実施し、独居生活で予測される問題点に対して高次脳機能訓練を行った。病棟スタッフとの協業では病棟内ADL自立に向けた環境調整を行い、医師とは退院後の外出方法や、一人で外出した際の緊急連絡手段の方法の検討、家族には症例の状態と今後必要なサービスや関わり方などの伝