キーワード:気になる子,行動特性,運動的側面
近年, 幼保施設における「気になる子」の現状報告が数多くされているが, 研究者間で定義や捉え方も一致せず主観的である. 気になる子の示す行動を 客観的に捉え, 子どもが示す行動背景を様々な視点で分析し, 理解すること が, 適切な支援につながると期待される. 本研究ではSDQを用いて子どもの 行動を客観的に捉え, 運動的側面から分析を行った. 結果, 幼児期の運動的 側面が行動特性に影響し, しかもバランス能力が直接的に影響を与えること が明らかになった.