キーワード:作業選択、生活満足度、作業科学
本研究では精神障害を有する者36名を対象に、典型的な1日の作業を選択する際に伴う意味の度合いと生活満足度との関係を明らかにすることを目的に調査を行った。作業選択に伴う意味を「願望」、「必要性」に分類し、それぞれの主観的な度合いと生活満足度との相関について分析を行った。その結果、すべての作業において、その選択に伴う2つの意味の度合いの高さと生活満足度には正の相関はみられなかった。作業療法において、クライエントが「願望」「必要性」の意味を強く伴う作業を選択し、従事