介護保険は,要介護者の増加に伴い,家族の過度な介護負担の軽減を目的とした制度である.しかし, この制度においても介護負担感は高いとされている. 本研究の目的は,家族介護者の介護負担感と要介護者が利用するサービスから,介護負担感の内容を探 り,その軽減のための支援を検討することである.対象は居宅介護サービス利用者の介護者とし,各サー ビス間での比較,要因を検討した.その結果,短期入所に差を認め,介護負担感の高い介護者が一時避難 的に利用している状況が伺え,介護負担感の要因では「直接的な介護の疲弊」「介護に