臨床実習における学生評価は、実習指導者にとって困難なものの一つである。その原因として実習指導者の判定しだいで、学生の将来が左右されるという点や、理学療法士養成校によって評価表が異なるため、同じ内容の臨床実習を行なった学生を異なる評価表で評価しなくてはならない。この点について、滋賀県内で臨床実習を行なっている養成校の評価表について検討した。結果として76-22項目とばらつきがあり、技術評定項目が知識評定項目より多く、評価評定項目よりも治療評定項目の方が全ての評価に多く見られた。