国立の医療短期大学部に理学療法学科が開設されるようになった昭和54年からは、理学療法士養成校の増加傾向は更にみられ昭和61年にはその数は44校に達している。理学療法士養成校の増加は当然ながら、今まで以上に多くの実習施設を必要とする結果を生じている。この点についてアンケート調査を行ない、滋賀県下においては、実習施設は18対象施設中38.8%で、合計50人の実習生を受け入れ、小児実習施設は成人実習施設の約3.2倍の実習生を受け入れていた。