脳性麻痺児に対する早期診断や早期治療の概念は、一般的に支持されるものとなってきており、また、近年、周産期医療の発展に伴い低出生体重児や、重度の合併症を持つ脳性運動障害児の割合が、理学療法の分野においても増加する方向にある。このような状況の中発達障害をもつ子供の継続的な評価は、治療アプローチの効果判定のみならず、予後を予測する上でも重要である。そこで、県下における脳性麻痺を中心とした運動障害児の、就学における実態を調査し、治療結果と問題点を検討した。その第6報として、昭和59年度出生児における実態について調