脳性運動障害に対するVojta法による早期治療を滋賀県下では3施設において実施している。その結果を昭和62年度より検討してきており、県内の脳性麻痺の現状や経過を検討する上で、治療目的を明らかにし、技術的かつ理論的に対処してゆくことは重要なことである。そこで、県下における脳性麻痺を中心とした運動障害児の、就学における実態を調査し、治療結果と問題点を検討した。その第5報として、昭和58年度出生児における実態について調査・分析をした。