末梢神経の再建方法として、犬の腓骨神経においてポリグリコール酸(PGA)-コラーゲン複合チューブを用いて80mmの長さの末梢神経を再生させ、主に歩行運動機能について検討したので報告する。 17頭の体重8~15㎏のビーグル犬を使用し、12頭については左腓骨神経に長さ80mmの欠損部を作製し、そこに人工神経を補填したインプランティッド・グループと全く手術操作を行なわないノーマル群を対象とした。再生神経の評価は、電気生理学的評価、歩行運動機能評価を行なった。電気生理学的評価に関してインプランティッド・グループで