本研究においては、障害のある子どもや社会・家庭環境的に厳しい状況に置かれている子どもなど、学校において排除されがちな子どもを、学校がいかに包摂していくのかを考究することを目的としている。この目的を達成するために、国内と海外における学校でフィールド調査を行い、その知見を比較することから、日本におけるインクルーシブ教育の長所と短所を明確にし、今後インクルーシブ教育が進みべき方向性を考察した。