修士学位論文でのデータをもとに、教室に居合わせる人々の相互作用をストラテジー論を用いて展開した。具体的には、教師は「可視化」「回避」などのストラテジーを用いて障害のある子どもを含んだ教室を統制し、それに対して子どもは「できないふり」「無関係になる」などのストラテジーを用いて教室での生き残りを図っていたことを明らかにした。