近年、重度心身障害者が障害者支援事業所に通所する事例が増加している。重度心身障害者は日常生活活動における環境への不適応により二次障害のリスクが高くなる。本事例は滋賀県立リハビリテーションセンターが実施している二次障害相談事業を利用することで関係機関との連携が図れ、日常生活活動の改善が見られた。今回の経験から二次障害予防には相談事業の拡充と連携体制の整備が必要であると考える。