高齢女性を対象として、運動機能検査項目の内、ファンクショナルリーチテスト、最大一歩幅、座位体前屈、片脚立位に関して、検査結果を即座に改善可能な体操を考案し、その効果を検討した。体操前後を比較すると、すべての検査項目において改善が見られた。これらの結果から、筋粘性弾性要因に関しては即時的効果が期待できること、また、運動反応性を検査することで転倒リスク者を抽出できる可能性があることを報告した。