報告者の執筆した論文の文献研究を行った.統合失調症者の親元から自立に関する「契機」は,本人と家族の葛藤関係の比率が高く,「提案者」は本人,家族,専門職を様々である.「促進要因」では,信頼出来る「人」と日中活動の「場」の獲得があり,「阻害要因」として,本人の易疲労がある.専門職は,同居の親も支援対象とし,本人と親双方への働きかけと調整が重要であることが示唆された.