本研究は、平成26~28年度科学研究費基盤研究C『離れて暮らすことを選択した精神障害者とその家族の意識変容プロセス』課題番号26380806の平成26年度研究「子離れを決意した精神障害者家族の意識変容プロセス」につながる前年度の予備調査結果の報告である。 対象は、統合失調症の子どものいる母親であり、且つ現在世帯を分けて暮らし、情緒的交流のある者である。分析対象者数は、3人である。半構造化面接で得られた質的データをTEAの手法により分析を行った。個々のTEM図を作成し、3者を統合したTEM図を作成し、