高齢者に手織り活動を実施し,その有効性を調査するため,織物活動の実施前後に参加者のQOL,意欲,アパシー,抑うつ傾向,日常生活活動状況について測定し比較した.織物実施後には,対象者のQOL(満足度)の向上と抑うつ傾向が有意に軽減していた.織物活動は対象者に対して有効な側面を備えていることが判った.