知的障害通園施設において、全身への感覚刺激入力を中心とした遊び(ふれあい遊びと称した)を通じて人と関わる楽しさを知り「やりたい」「もう一回」の要求ができるようになることを目的として通常クラスとは違う新たなグループを構成して介入した。対象児はいずれも、固定メンバーの保育士が介入し、活動内容も同じものを提供した場合に自発行動の発現が多く認められた。そのうち2名は、初期の状態像に比べ介入後の状態像が特に顕著であった。