近年、高齢化に伴う認知症の増加は社会問題となっている。本研究では、高齢者の認知機能を改善させるための方法として、鳴子を用いた音楽運動療法とパルス温熱療法の併用に着目し、その効果を検証した。その結果、音楽運動療法とパルス温熱療法を併用することにより、高齢者の認知機能を効率的に改善させることができる可能性が示唆された。また本研究の結果から、地域高齢者の認知症予防では、複合的プログラムの実践が重要であると考えられた。