重度障害者が台所を使用するにあたり、考慮すべきポイントを平面・垂直形態、自助具の利用といった点から考察した。平面形態から見ると多用する作業台を中心に出来るだけ狭いU字型が動線量を少なくする。垂直形態の面では障害者個別の問題点によるところが大きく実際に調理してみる方法が現実的である。自助具や福祉機器(ソフトウエア)に関しても個々のケースに応じたものが必要でもっと手に入れやすくなる必要性が強調された。 原和子、高田政夫、山田恭子、加賀谷一