近年に出版された論文および書物の中から、主に医療関係者により行われている治療法について文献検討を試みた。治療・療育について言及する際、自閉症の概念の変遷について考慮しなくてはならないが、現在では感覚統合療法を含めた高次脳機能障害へのアプローチと行動学習を強調した療法が今とりうる治療法であると言えよう。