両側卵巣摘除後に睡眠障害を呈した3例に対し、エストロゲン製剤とプロゲステロン製剤によるホルモン補充療法を試みたところ、不眠が改善した。更年期の女性における種々の睡眠障害に性ホルモンの動態が関係しているということを強く示唆する結果であった。