朝鮮戦争は米国の沖縄統治政策における重要な転換点であった。本ワークショップは、以上の先行研究を踏まえ、朝鮮戦争期における沖縄の新聞報道と占領統治者であった米国の公文書を手がかりに、1)日本と切り離された沖縄のメディア空間が、朝鮮戦争のイメージをどのように伝達していたか、2)さらに、このような朝鮮戦争期における沖縄の経験が、その後の東アジアにおける沖縄イメージの形成にどのような意味を持ったのかについて、学際的に討論し、将来研究の可能性を探る目的で開催された。