放送空間の多様化に対する構造的・文化的な問題を明らかにすることを目的とした『アジア・イメージ・ネットワーク』という共同研究の中間報告。「アジア」と「市民」といった一見無関係に思える対象ではあるが、いずれもマス・メディアから見れば周縁的な文化であり、それぞれの文化に対する局の意識を問い、対比させることで、放送局内のテレビ文化にそのものに対する根本的な認識が浮き彫りになると考えた。