近年、デジタル技術の急速な普及が後押しするなか、「オルタナティブメディア」という言葉が、一種の流行語化しつつある。しかしその言葉が用いられる場面の多くは、メディア特性の積極的な定義づけがなされているとは言いがたい。本ワークショップは、こうした状況に鑑み、「オルタナティブ」という概念そのものを主題とし、このメディアが文字通りオルタナティブとして機能する条件を探る、という目的で開かれた。