戦後1945年から1960年代まで日本におけるメディア環境の変容を「ドキュメンタリー」というテーマを中心に放送空間論のアプローチを用いて分析・検証を行った歴史文化研究の論文。テレビ・ドキュメンタリーは映画という媒体を前身とするという既存の認識を覆って、日本のテレビ・ドキュメンタリーは「ラジオ」というメディアからの影響が大きかったことを社会文化的な観点から歴史的に考察。(125-159頁)"