韓国におけるテレビ放送の歴史を辿りながらドキュメンタリーの性格の変容を政治的な権力とメディアとのかかわりの重層的な問題を中心にまとめた論文。日本には韓国のメディアに関する情報が不足している現状が執筆のきっかけになった。本稿の付録の1960年代から1900年代までの韓国の地上波テレビ放送のドキュメンタリー年表は貴重な資料だといえる。