現在、本邦でペアレントトレーニングを組織的に実施している2機関の効果研究の発表に基づき、我が国での研究の進展が十分ではない、エビデンスによる検証の可能性が論じられた。完全無作為ランダム配置が困難である以上、できるだけ臨床の倫理的な基準を満たした上で精密なデザインを組むこと、効果研究をおこなう際にできるだけ共通のアセスメント法を確立することなどが論じられた。