キーワード:親訓練、ペアレントトレーニング、行動療法、応用行動分析、歴史と概観
本論文では、親訓練研究の現在に至るまでの歴史を概観し、臨床研究としての流れをまとめることを目的とした。親訓練とは、親は自分の子どもに対して最良の治療者になることができるという考えに基づいて、子どもに対してではなく、親に対しておこなわれる訓練のことをいう。本論文により、研究の特徴を各年代ごとに明らかにした。これまで、多くのプログラムの効果研究や、様々な対象者への有効性が確認され、親訓練は今後一層の発展と拡大をするものと考えられ