自閉症は確立した治療方法がない現在、一人一人の症状が異なり細やかな状況の変化で頻回にパニックやこだわりを起こしやすく、治療者も不安に陥りやすい。我々は、行動療法、TACCH、親訓練、療育キャンプを必要に応じて用い、統合的な治療を行っている。本研究では、家族支援を視野に入れ、教育と福祉とのネットワークが有効な治療に必要であることを論じた。 共同研究につき本人担当部分抽出不可能、大隈紘子、伊藤啓介、温泉美雪、免田賢著、483-487ページ