知的障害者のグループホーム・ケアホームに対する「タイムスタディ調査」と「生活支援業務調査」をもとに、現在のグループホームにおける利用者の状況と運営や支援の実態を明らかにした。結果として、現在のグループホーム利用者は障害の重度化・高齢化に伴い手厚いケアが必要な者が多いにもかかわらず、支援は短期間の労働サイクルの非正規労働者によって担われていること、その背景として認知症グループホームと比較しても非常に低い報酬単価の設定がなされていることを明らかにした。