本企画では,音楽に関する様々な活動をとりあげ,それぞれに生起する実践知を横断的に検討することによって,従来の音楽教育研究の可能性を拡げることを目的としている。今回は,①実践知の構造を明確にし,調査対象となる5事例をそこに位置づけ,各パネリストの考える実践知モデルを提示すること,②活動固有的な視点からだけでなく,5事例を総合的に考究するための手がかりを得ること,の2点を柱として研究討議を展開した。