本研究は，「音楽劇」を取り入れた生活科において，単元をどのように構成すれば，効果的な学習を導き得るのかを明確にすることを目的としている。筆者の行った創作音楽劇の実践分析を試みた。その結果，「学習課題を確実に把握させる学習活動の設定」「教科の内容を学ぶ学習活動の設定」「没頭できる学習活動の設定」「体験活動で得たことを表現・発信する学習活動の設定」が，子どもの学習にとって有効であることを提案した。